02.17エビに与える物について
最近格安のwebカメラでライブ配信をしていますが、やはりエビの動きが多くなるとどうしても画面のいたるところが潰れてしまいとても見にくい感じです。
良いwebカメラがほしい、中継できるDVカメラがほしい!とは思うのですが、先立つものがありません。やはり良い物は高い。
えびについて何か書こうかと思うのですが、結構色々な情報を書いてきたと思っています。
自分としては情報はできるだけ広めるべきと思っているので書いてはいますが、どんなに説明したところで、それが正しく伝わるとはかぎりません。現に、キトサンが良いとか、アスタキサンチンが良いとか、あわびのエサ・ヤシャブシが良いとか、間違った見解や使い方が蔓延しています。
4~5年前すでに行われていたような事や情報が最近普通に書かれていたり、時代は繰り返すと言いますが、発祥の地である日本の名が廃れてしまいます。
ただ、情報にも限りがあるので結局繰り返し同じような事を書く事になってしまいますが・・・
以前から口がすっぱくなるほど言っていますエサの事ですが、オレンジっぽい色合いの筒状のエサ

これは車えび飼料です。見て分かりますよね?
この手の形状で売られているエサは車えび飼料の詰め替えがほとんどです。
聞くとうちは違いますって言うと思いますがw
これはほぼ動物性で構成されますので、これのみで育てるには無理があります。使い続けると体色も悪くなり、逆に食が細くなってしまいます。イカミールの配合が多すぎる為です。
日の丸弁当を開発するにあたり様々な実験を行いました。その中でもコレステロールやリン脂質の与える量について重視。ちょっと詳しく話すと、同じ水槽の同じ時期に生まれた中期の兄弟エビを4つに隔離しエサ切りをする。ほうれん草のみと、コレステロールとリン脂質を含むエサを与えた場合でどれだけの差が出るのかを見ます。20日間でほうれん草のみの方は脱皮なし、コレステロールとリン脂質を含むエサを与えた方は2回脱皮しました。もちろん成長も差が出ます。しかし、更に同じ状態をすすめると良くない結果になっていきます。コレステロールとリン脂質を与えた方が色合いが悪く、しかもエサ食いが極端に悪化し出します。かたやほうれん草の方は、色合いは良いが成長が悪い。
お分かりのように、適度に成長を促し、適度に色合いを落とさず、長く維持する。この配合こそが一番大事な要素なのです。
ペレット状の白っぽい色合いや黒くて表面が光っているようなエサは肥料です。
”魚粉 貝化石 肥料 ペレット”で検索・画像検索すると出てくるのがそうです。
コレ結構売れてるんですよね、しかもめちゃくちゃ安い。正直、どういう品質の物が使われているのか分からないので何とも言えませんが、これはエサじゃなく”肥料”です。
クロレラやスピルリナも今や定番となっていますが、使い方次第で色合いが悪くなります。スピルリナが栄養価が高く優れているように言われていますが、これも使い方次第です。ユーグレナも日の丸弁当を製造時に入れようと考えていたのですが、当時は人間用の物しかなく断られてしまいました。どれも似たようなもんで、栄養が多いから良いというわけではありません。前述したコレステロールやリン脂質同様とりすぎによる弊害もあります。
エビはカロテンを摂取する事により自らアスタキサンチンまで変えていきます。過剰にとりすぎた物はクチクラに蓄積され黄ばみの元となります。特にゼアキサンチンが豊富なスピルリナは昔から使い方が難しいと言われています。
ほうれん草流行りましたね、ほうれん草の喰いは本当に良い。ケールはほうれん草より栄養価が高く優れている!なんてよく目にしますが、何度も言うように、エビは吸収率が悪いと言われており、栄養価が高かろうが低かろうが大して変わりません。問題は含まれるか含まれないかです。
次々と真新しい原料や商材をつぎ込むのも結構、でも、そこには量ではなく、質や他には含まれない良い物が入っているかを見るべきで、有意義な物を新たに開発するべきであると考えます。
エビのエサは配合が命です。栄養価が高いか低いかではなく“質・他には無い物”を重視してみてください。
何故うまく飼育できないのか?何故崩壊するのか?よ~く考えてください。あらゆる問題が蓄積され、あらゆる物が水槽に入れられ、いつの間にかエビがいなくなる・・・
かつて名を馳せたブリーダー達、皆名前を聞かなくなりました。みんな挫折してるんです。何故か増えなくなるんですw でも乗り越える事ができるんですw
水質?それも大事ですが、今更アンモニアや亜硝酸がどうだの言ってるようじゃ、いつまで経っても進歩しませんよ!

