餌を作るに当たり

餌を作るに当たり

 餌を製造するに当たりそれぞれ拘る部分ってのは必ずある物です。よく「厳選した原料を使用!こだわりの配合!メダカの事を考えた!」なんて謳い文句が書かれていたりしますが実際はヒラメやフグの事を日清丸紅が拘って作ったエサだったりします。さぞかし拘って詰め替えていることでしょう。どこに拘るかは人それぞれですからね。
 拘りにも限界はあります。なんでこんなふうに作らないのか?なんで硬さを変えないのか?様々拘って作りたい気持ちがあります。しかし実際は原料によっては柔らかくできない物もあり、そもそも追い求める品質を再現不可能な製造工程だったり問題は様々です。実際に製造を見たことのない人からすると「できないと言うのは言い訳だ」としか思っていなかったりします。何故液体原料が使えない?入れて混ぜればいいだろう!というのもありますが製造機器が粉体専用なので無理なものは無理だったりします。
 自分が使いたい原料を使用できる工場で自分が求める硬さで、自分が求める形状で製造をする。そんな条件に合う工場があり、最低製造ロットに耐えられるならそれは幸運なことです。自作だと確かに求める物により近いでしょうが熱を加えずに加水練り乾燥したモノは雑菌の宝庫となり商品レベルを維持するのは厳しいでしょう。何より製造量が販売に追いつかないし製造を請け負ってくれる所がありません。以前はそこそこありましたが年々減っているのは事実です。
 与えられた環境で最善を尽くしエサを完成させることが何より重要です。それを諦めと思うのかどうかはそれぞれの考えでしょう。機材に触れれば今度は機械の摩耗も考慮しなければなりません。製造機器も永遠ではありません。壊れたら直せばいい、新しい機械ならそうもいきますが数十年経って部品もオリジナルとなれば部品製造でウン十万など軽くいきます。心臓部分がいかれれば直すことも不可能になります。昔の物が売れる時代ならともかく現代では供給と維持費が釣り合わず需要も少ないと問題だらけです。言い訳のような文句ばかり並んでおりますがバランスさえ取れればこの分野も良くなると考えています。我々のような小規模事業者が残っていくには厳しい世の中でありますが小規模だからこそ継続出来ていけるというのもあります。他とは違う隙間を縫い、大手にはできない細かさでジャブを打ち続けていければ面白い展開が期待できます。

 8月18日の記事で業務用シュリンプフードの製造打ち切りをご報告させていただきましたが計画がうまく稼働できれば製造継続が可能となります。更に様々な種別の餌が今後製造可能となります。本来の意味で”拘り”を更に追加できるかもしれません。ま、新しい体制でうまく稼働ができればの話ですのでまだ未定ですが業務用シュリンプフードType-Aは継続、Type-Bは現在の粉砕形状ではなく小さめの粒形状にリニューアルし販売を継続予定とさせていただきます。もちろん、原料も品質も今までと変わりません。形状も現在と同じような形状です。来年度には少し違うEbita Breedが見せられるようそこそこがんばりますのでお楽しみに!

投稿日: 2019-12-01Ebita Breed