飼育や用品に関して

品質と本質

 糠(ぬか)、この糠、非常に雑菌が繁殖しやすく扱いが大変です。そして、おから、これもまた雑菌の繁殖がものすごいスピードで秒分単位で考えなければならないほどです。
実はこれが問題になっていまして、以前、大豆加工工場を訪れオカラの処理についての提案で弘前市にある地元では有名な食品会社に行った事がありました。
 このオカラ、一部は食品加工され卯の花として販売されます。しかし、毎日毎日何トンものオカラがでるわけでとても食べきれる量ではありません。家畜の餌に利用できないか?ところがオカラは出てきた瞬間から雑菌の繁殖が始まり輸送段階で規定を超えてしまう場合があり、到着後も保存がきかないなど諸々問題があります。その為、乾燥オカラとして保存がきく状態にするわけです。しかし、ここでも問題があります。乾燥させるために大量の燃料が必要となり、対経費の採算が合いません。又、大量に乾燥オカラが余り続けていってしまいます。結局のところ廃棄するのが一番となってしまうわけです。廃棄料もバカになりません。

 今ではすっかり代表的な拓洋水産のムックリワーク、ミジンコの餌です。そもそもは錦鯉資材でありその応用品を自作しそのままエビ用として流用したのが微生物のなんとかの始まりです。
 アクアリウムにおいて雑菌=バクテリアとして単純に考えてはいけません。良い菌も悪い雑菌も同じものをエサに増えていきます。必ずしも良い物だけが増えるわけではありません。私がそういった“微生物のなんとか”系を使わない理由はそこにあります。大事な生き物が病気になるようなリスクを高める物をあえて入れる必要は皆無です。バクテリア関連は自然に増えていくものの方がリスクが少ない。あえて繁殖を促す物を入れて毎回良い結果だけが出るわけではありません。

 黄な粉、これは炒ってあり熱を通しています。乾燥ぬかもそうです。少々高いですが乾燥ぬか漬けの元などがそうです。ぬか・イースト・黄な粉もしくはビール酵母これらをブレンドしたものが微生物のなんちゃらとして観賞エビ用だったりメダカ用として売られています。
 この手の物は皆さんにも作れます。内容が記載されていないから自分には分からない何か特別な物が入っているとお思いなら残念ですがほぼ黄な粉であり糠(ぬか)です。仮にミロネクトンなど様々なブレンドだとして、耳かき一杯水槽に入れて浄化されるとでもお思いでしょうか?何故それで脱皮不全が解消されるのでしょうか?メカニズムは?毎日耳かき一杯水槽に糠や黄な粉を入れて満足ですか?

 悪いとは言いませんが誰でも作れてしまったり、効果が薄く非科学的だったり、質の低い商品が非常に増えています。それらが既存の専門ショップやメーカーの損害となっていることに気が付いていません。プロとアマチュアが同列ならあえてプロショップに行く理由が無くなってしまいます。これからどんどんフリーランス、副業が増え、個人レベルでのアマチュアショップが増えていきます。近くて安価なアマに流れてしまうのは当然の流れです。
 インターネットによる販売は顔が見えません。見栄えするサイトに〇〇研究所、研究所所長なる画像があれば信用もしてしまうのでしょう。しかし中身を見れば住所は存在しない、売っている物は宗教的、原料名も一切無し。amazonでもメダカの事を考え!なんて書いてますが中身は「おとひめ」、日清丸紅が真鯛やブリ、ふぐの事を考え製造したエサです。それでも何の躊躇もなく買ってしまいます。個人でも良い物も確かにあります。その見極めが不安なら専門のアクアショップでご購入ください。特定商取引法を無視した販売をツイッター上で行ったり、偽物を送りつける中国人だらけのamazonではなく、既存のアクアショップで購入された方がよほど信用できます。

 市場の質低下で良い事など全くありません。非科学的で根拠のない商品、突っ込んで返ってくる答えは否定者排除と囲い作り、臭い物に蓋をしてもいずれ手を付けられない状態に陥ります。そういった環境づくりを怠ってきたのは問題です。
 質の向上は我々メーカーやショップにとっても、何よりお客様にとっても良い結果につながります。
「誰でも作れる物から自分にしか作れない物へ」これが本来の姿と思うのは私だけではないはずです。

餌におけるたんぱく質の要求量

 我々人間も腹八分目と言われるように魚類もエサの与えすぎは良くない結果を招きます。飽食80%を保ち歩留まりを改善させながら増体させる為にたんぱく質の必要量を計算し給餌を行う。これは養殖での考えです。観賞魚においても飽食80%の重要さは言わずと知れた事で、めだか等の小型魚なら一度に与える量は米粒の半分くらいを目安に、消化時間を考慮し数時間おきに与えるのが理想的です。少量ずつ回数を与えます。

 たんぱく質についてですが海産養魚用などの飼料だと50%になりますがこれは増体率から考慮されています。真鯛やブリ、ふぐなど優に30cmを超える魚類なので成魚になる為増体を考えたんぱく質量や脂質も多くなります。ちなみに錦鯉ですら要求量は30%~35%です。

 何故メダカの餌でたんぱく質が50%が高くて良いという判断が一般化してしまったのか?皆さんもご存知の通り「おとひめ」や「えづけ~る」「リッチ」などの海産仔稚魚用飼料を生産者が使用しているためです。安価に大量に使えてサイクルを早める、彼らにとって都合が良いエサだからです。それを見て良い物だと考えてしまうお客さんが求める基準=たんぱく質50%超えとなってしまいました。売れる物を作るにはメーカーも客のニーズに答えなければなりません。その結果が現況です。
ただし、観賞魚においてそれら基本を度外視することはしばしばあります。見えない虐待というやつですが負荷を掛けて変化を促します。もちろん観賞魚の餌の配合に決まりなんてありません。
 金魚関連だとこの手の知識をお持ちの方が多いですがメダカではエサに関しての知識があまり浸透していない様子です。拘るところって餌くらいしかないので錦鯉にしても金魚にしても結構皆さんそれぞれの拘りがあるものです。メダカに至っては生産者が水産飼料一色、何件か話もしたことがありますが「育つから別にいい、うんちくなんていらん」こんな感じでした。もちろん皆が皆そういうわけではない前提です。

 めだかにも肝臓、腎臓、脾臓、胆のう、当たり前ですが心臓もあります。人間みたいですごいですよね、胃はないですけど。魚類は人間ほど複雑ではありませんが摂りすぎによる代謝疲労や消化不良、糞詰まりなど時には命取りになる場合もあります。成魚になっても高たんぱくなエサを与え続ける事が良い事とは言えません。サイズや種別によって使い分けは重要です。倫理的な思想は置いといて、健康に長く生きてもらうことを目指すのが我々メーカーの使命と思っています。魚だってペットですから。
 たんぱく質を上げる事よりもっと重要な事があるはずです。必要量以上の配合をしても意味はありません。飼料の良い所はあの小さな粒に数十種類もの原料が含まれる完全食である点です。
 当製品である「めだか御膳」は現在リニューアル予定ですが使用原料はオキアミ・エビ等の甲殻類ミールを主体に乳酸菌・納豆菌・酵母・発酵植物性蛋白など腸内環境を整え健康で強い体質づくりを目指すフードとなります。詳しくはまた告知しますがそういった総合食こそエサに求められる事ではないかと私は考えます。
 感覚的なものや思い込み、仲間意識などの感情で飼育する事から脱却し、もう少し論理的・科学的に成熟していけたら上を目指せるのではないかと、錦鯉にしても金魚にしても結局最後はここにいきつく問題です。

水槽立ち上げ

題名の通り、5/25に金魚水槽を立ち上げました。

冬の給餌実験に利用していた琉金達の実験が終了したので大きくなった津軽錦達と合流し一本化しました。小さな水槽は水替えや掃除が楽なのですが金魚はエビやメダカのようにいつまでも小さい訳ではありませんので体に合わせ水槽も大きくしなければなりません。
以前使用していた60cm水槽を引っ張り出してきました。が、ろ過機が無い。エーハイムの外部ろ過機はありますがこの金魚体形には不向きなので上部ろ過機を購入しました。何十年ぶりでしょう上部ろ過機を購入するなんて(笑
上部をふさぐので暗いのが難点ですがろ過機としての魅力は何といっても広い容量にあります。空気に触れ様々なろ材に対応、しかも掃除が楽!すごいですよね~暗いけど。水草向きではありませんが大きめの魚類には非常に適したろ過機でありコスト面でとても助かります。

立ち上げ時はろ過機の中にキューブ水槽で使っていたスラッジまみれの汚いリングろ材を移し、飼育水を3L程入れました。そして翌日には金魚を入れています。水槽の住人である金魚たちに水作りをしてもらいます。

上記画像は立ち上げ10日後、水が白濁しているのが分かります。実は10Lほど水替えを行った後の様子です。水替え前はもっと白濁しています。水が出来上がる過程にありますので一気に水替えを行うのではなく、水質の悪化具合に合わせ1/4~1/6ほど水替えを行います。

そして、6/13立ち上げから19日目の水槽の様子です。

見難いかもしれませんが白濁は収まり薄っすらとガラス面が曇ったように緑色になってきています。早いですね、立ち上げ19日目でもうコケが見られます。ここまで3回ほど8L前後の水替えを行っています。もう1週間ほどでだいぶ落ち着くのではと見ています。もちろんの事ですがバクテリア剤など一切使用しません。立ち上げ時に元の水槽からろ材と種水を少し入れただけ、市販の物を使わなくても十分水槽の立ち上げは可能です。というより、むしろそれが基本です。

ツイッターでも書いたのでダブる内容ですが
「あぁ・・アンモニアだ!亜硝酸!こりゃ大変だ!」
そんな時はあの特許取れそうなのになぜか取らないスーパーバクテリアを入れるのじゃ!
ではなく、硝化が落ち着くまでゆっくり基本の水作りを行うのが正解です。白濁もいずれ収まります。
「ありゃりゃ?水質悪化?!こりゃ大変だ!水質浄化剤投入~~!」
ではなく、水替えを行うのが基本です。
何故そんなに物を入れたがるのか?何故水替えするという発想が先にこないのか?ここは水の豊富な国日本なのですから水替えを惜しまずに生体に負担をかけないようにしてください。

何をしようが入れようが結局、自然に増えた硝化菌が仕事をしています。
腸内環境もそうですが本来存在する常在菌を増やす事が何よりベストです。定説です。
水作りも同じです。ニトロソモナス属が担っていたのは一部で本来大きな役割を果たしていたのはニトロスピラ属であると言われています。近年では完全硝化細菌と言われる完全アンモニア酸化細菌(comammox)ニトロスピラ・イノピナタが知られており、以前の二段階硝化とは概念もすでに変わっています。ニトロバクターは水槽内ではほぼ活動せず、もう無かったことにしてレベルです。以前からそれらについて否定されてきましたが下水処理での知識から我々日本人はやたらと信頼を寄せており、未だにそれら数十年前の情報を元にした商品化がされています。
株式会社なんだから、堂々と売られている物なんだから間違いないでしょ?と思うのがまず間違い、時代は次のステップへ進んでいます。特に宗教に関わる物は信者が全国におり強烈な信仰心から熱心に良さをレビューします。しかしそこに真実はありません。単なるお布施です。
もちろんの事ですが、常に新たな菌種が発見され情報は日々更新され続けています。昔コーラは薬でした。その時代の最先端が必ずしも正しいとは限らないのです。

いろいろありますがアクアリウムの基本は昔から変わりません。
基本的な立ち上げ方法、水替えのタイミング、安定の見極め。
アクアリウムは単純で実は簡単、科学的な理屈は確かに大事ですがそれを盾に煙に巻こうとする疑似科学がある事も知っておくべきです。実は何も知らない人達が何かを知ったように商品化しています。そういう私自身もそうなのかもしれませんね、皆様お気をつけください(笑

その情報どこから?

以前にも何度か記事にしていますが我々が飼う淡水魚の多くは小麦粉など炭水化物の利用能力が高い事が知られています。15℃以下の低温になると酵素・アミラーゼの活性が低くなることから吸収率が落ちると言われています。野池などで飼う事が多い錦鯉に低温向け飼料があるのはその為です。
我々が食べる海水魚の情報がそのまま魚に小麦は悪いと言われてしまうのは非常に残念であります。
そのまま鵜呑みにしてしまうピュアさがいいのか悪いのか何とも言い難い部分ではありますがその情報は自分に当てはまるものなのか?を考え、全てを真に受けないよう最低限知識を身につけましょう。

魚の餌のお話ついでにもう一つ。
魚は与えられたレベルの食物で自らを維持するようになってしまいます。それが良い意味でも悪い意味でもです。比較的バランスの取れた良いエサから安価な養殖用の餌に切り替えると不足した栄養素の欠如から欠乏傾向に陥ってしまいます。そうなると低温や高温期などのストレスを受ける時期に体調を崩し病気を発症する原因となり得ます。その魚にはその魚が必要とする栄養素があります。それは養殖魚飼料で補うことはできません。美味しい身を作るための餌と観賞魚用の飼料は明らかに異なります。

もう一点。
私のブログをお読みの方はリン脂質が非常に大事であることは飽きるほどお読みになっていることでしょう。私の配合したシュリンプフードにも含まれます。だから水槽が汚れるとか言う人がいますが全くバカなお話です。袋全部入れても検出されませんよ。ましてやソイル環境なら尚のこともっと添加しても良いくらいリンは水槽環境にも不足となります。
話が飛びましたがリン脂質は稚魚期・稚エビ期に最も大事な栄養素でもあります。全ての魚種に当てはまるわけではありませんがリン脂質は単に成長だけではなく背骨曲がりなどの奇形を減らす事が知られています。
細胞膜の構成成分の一つであるリン脂質は稚魚期に多く必要であり生合成能力が低いことからエサとして十分摂取させる必要があります。
我々アクアリウムブリーダーがグッピーや金魚・めだかなどの稚魚を選別する際、奇形も排除されます。単にインブリードだけが原因だけではなく、リン脂質が全く足りていない事も原因の一つと言えるかもしれません。様々な方とお話をしてきましたがその点に触れ対策を講じている方は見受けられませんでした。エビにはそうそう奇形は見受けられませんが脱卵などはホルモン分泌の異常などが考えられリン脂質や動物性コレステロールが重要と言えます。
金魚やメダカなら孵化後20日間リン脂質を考慮したフードを与え続ける事がハネを減らす事にもつながるのでないかと考えられます。稚魚期に十分なリン脂質を摂取させる事で奇形を減らせる可能性があるわけです。

餌は何でも同じだとお考えの方、全く異なります。特に魚類は与えられたエサに自らを合わせます。それが良いのか?良くないのかは飼育者本人しか判断出来ません。
この際にお使いの餌が本当に必要な要素が含まれているのか?
あなたが利用されているエサは本当に知識を持ち合わせた製造者なのか是非ご一考ください。

硫化水素

皆さん、硫化水素って知ってますか?
硫化水素(りゅうかすいそ、英: hydrogen sulfide)は化学式 H2S をもつ硫黄と水素の無機化合物。 無色の気体で、腐卵臭を持つ。 空気に対する比重は1.1905である。
wikipediaより

可燃性ガスであり引火性があり、よく温泉地で中毒や死亡事故などが発生しニュースになります。
光合成細菌は光合成をする際に硫化水素を利用します。これに間違いはありません。しかし、水槽内で発生する硫化水素にそれを利用するとなると話は変わります。
皆さんの水槽では硫化水素が発生していますか?調べたことはありますか?
私は36年アクアリウムをやってきましたがそれらしきものにお目にかかったことはありません。
温泉水を使用し酸素を遮断してわざと水質を悪化させ硫化水素を発生させる努力をすれば発生するでしょう。
下記画像は実際に硫化水素の検査結果である。
硫化水素検査
●左がソイル環境で6年以上維持している90cm規格水槽、生体はレッドビーシュリンプ数百匹。
●左から二番目が60×45×45水槽が二台、120cm水槽台に並べている。レッドビーと黒ビーどちらもソイル環境の水槽。こちらも立ち上げ6年経過している。
●右から二番目の30キューブ水槽はベアタンクで津軽錦を飼育している。エサは1日4~5回とかなり多めで水の汚れ具合も水量の少なさから一番ひどいし水が出来上がる暇がない。
●右は45cm規格水槽、大磯環境で金魚を飼育している。こちらも与えているエサの量は大量といえる。
画像をご覧いただければ分かるが一切検出されない。

餌を与えて残ったものから硫化水素が発生するとはいったいどれだけの量を与えれば出るというのか?餌だけでそうそう簡単に出る物ではない。もちろん、水槽環境は千差万別であり全てがそうとは言い切れません。しかし、これだけ長期で維持しても大量の餌と糞で汚いベアタンクであっても検出はされない。何故なら水槽は汚泥が蓄積されたような溜池や沼でもなければ下水でもないからだ。生き物を飼うとはどういうことか?そもそも硫化水素が発生するような環境を作るような人は生き物を飼う資格が無いとまで言い切れる程ひどい状態といえる。
発生か否か不安をあおり買わせる手法は記載の仕方によっては景品表示法違反になり得る。そもそも硫黄や発生源を自ら水槽へ入れるというマッチポンプな物を使用するメリットが何なのか理解しがたい。微生物を増やす事が主なら培養液を入れればそれだけで湧く。
何度も言うが足りないのは「情報」であり、すべてを鵜呑みにしてしまう思考だ。だからこそ自分自身で知識を得て守るしかない。使う使わないは使用者の自由であり、どう判断するかは自分自身なのだから。

光合成細菌、稚魚・稚エビの餌

私が生まれる前の研究結果として光合成細菌の稚魚の餌としての有効性が書かれた文献があります。読むかぎり稚魚期の生存率が上がってもそれを食べているとは言いきれない部分があると感じました。それらを完全に否定するつもりはもちろんありません。ただ、50年も前の検証と現在では用いる技術も大きく異なります。これに関し数件、専門分野の方にお聞きしたのですが皆さん呼吸時に鰓から入る程度ではないかとのことでした。1~2mm程度の稚魚が主に食べているサイズは50umと言われており、稚エビの好きなクロレラは8um前後のなかなか小さなサイズです。細菌である1um以下のサイズが本当にエサとして認識されているか?呼吸時に吸収されている分がどの程度なのか?正直なところ分かりません。ただし、それらをエサに増える微生物が稚魚の餌となっている事は確かなのでしょう。そして、エビの養殖でもそれら微生物を増やす方法が現在でも東南アジアでは行われているそうです。魚類の視力が0.1~0.4である事を考えると、単純に人と魚の対比で考えるのは宜しくないのかもしれません。果たして本当に目視しているのかは微妙なラインでしょう。
そもそも数十年前に錦鯉の餌にそれら菌を振りかけたり、練りエサに入れて錦鯉に与えると色が揚がるなんて生産者が言ってたのが観賞魚の餌として利用された始まりだったと記憶しています。
農業・水質浄化・建築資材となんでもござれの光合成細菌、お隣のミサイル好きな国も絡んでいたりと少々怪しい話もありますが・・ま、ご利用はそれぞれのお考えでしょう。ただ、何のために水槽に入れるのか?入れて何になるのか?なんでもそうですが、入れる前によく考えるべきです。皆が入れているから入れるなら、それは入れるべきではないかもしれません。

”風が吹けば桶屋が儲かる”それらを使用する事で微生物を増やし天然に近いエサを作り出すことは確かに有用でしょう。ただし、狭い環境では中々難しく大人になったエビや観賞魚では到底足りるとは言えません。特に我々が飼っている淡水エビや観賞魚は生まれてほぼ親と同じような形と食性をしており、体のサイズにしては大食漢です。常に食べ続け成長し短い人生を謳歌します。

下記画像は当製品である「Lefish-Baby レフィッシュベビー」稚魚用フードを顕微鏡で覗いた粒サイズ画像です。
lefishbaby
なかなかばらばらにすることができず、ほぼ粒同士がくっついていますが大まかに100um前後と非常に小さなサイズとなっており、水に入れるとパーっとばらけます。ヨークサックが無くなる頃からとりあえず口にしてみる様子が伺えます。その頃よりご利用いただけるのが「レフィッシュベビー」です。特徴としましてフィッシュイーターではない観賞魚にとって魚粉は本来不要であるといえます。もちろんフィッシュミールを使用する事が悪い事ではありません。ただ、より自然な流れを考慮すると甲殻類を中心とした原料がより自然であると言えます。又、乳酸菌や納豆菌はもちろんのこと植物性エキスやトウモロコシ由来の原料など色味も考慮した配合となっています。狭い環境下でのエサ不足は生存率に直結する問題です。稚魚が生まれたら「Lefish-Baby/レフィッシュベビー」をお使いになってみてください。

粉物

先日の日曜日は8:00~17:00までぶっ続けで本サイトをいじっていました。肩が張って頭痛はするし最悪です。見た目大して変わってはいませんがこれでもかなりの画像をアップし直したりと結構がんばっておりました。いい加減うんざりしてきました・・・
さすがに全ての画像は無理なので不要な部分は全て削除し、また新たに書き足していこうと思います。
以前は主にブラウザ毎の表示を考慮したりしなければなりませんでしたが今じゃPCよりスマホやタブレットが中心。サイトの表示サイズに伴う崩れをどうする事が正解なのか分かりません。ウィジェットやその画像サイズとか考えるとカラムを増やすべきではないのか?そうなると質素すぎるようにも感じるし情報量も減る。そもそもブログありきのサイトはするべきではないのかもしれないし、あぁ、もうしばらく悩みそうです。

さて、話はガラッと変わります。
糠(ぬか)・ふすま(ブラン)などをそのまま原料として製品化されている物が多くあります。これらを使用する際注意すべき点があります。脱脂された物であっても完全に油分を絞れるわけではなく、時間の経過とともに残渣が染み出し劣化します。袋がべたついたり、湿っぽい等の状態が現れる場合は古くなってきている可能性があります。また、配合により発酵が進むこともありそれが行きつくところは腐敗です。又、酸化した油分は非常に宜しくありません。
エビも与えてよい物と宜しくない物が存在します。油分はエビにとって大事でありますが前述したように酸化しきったものは危険です。又、糖類を多く含むものはあまり良くないと言われています。エビの餌として配合する大豆は逆に脱脂されていない物を使用する事は何度も記事にしていますがこれは含まれる脂質、レシチンや脂肪酸などを主に考慮し配合します。もちろん含まれるたんぱく質も大事です。使用される際はこれら点を踏まえなるべくロットの新しい物かどうかの確認、もしくはよく売れている物ほど新しい確率が高まりますのでそういった物を選択されると良いでしょう。
本製品である「ベビーシュリンプフード」はそれらと同じような粉物製品とは異なり、製品自体が稚エビのエサとなるものであり、二次的な効果を期待するコンセプトではありません。もちろん微生物の餌にもなりますのでどう使用しようがお客様の自由です。私としまして何かを湧かす前にエサがあるのだから与えりゃ事足りるだろうと思うのですがそれぞれ考え方の違いですね。

インターネットが台頭し今では情報飽和でプロから素人まで様々な定説や仮説、新たな結果を気軽に調べる事が出来ます。しかし、その情報を得る側は時間を必要とし、時には研究費が発生したりと決して楽ではない情報も存在します。ネットの台頭で私たちは情報はまるで無料であるように感じている事と思います。
アクア用品の中には中身を書いてしまうと誰でも作れるものがあるのも確かです。ただ、そこへ行きつくために時間と労力や資金がかさんでいる事は理解するべきであると考えます。中にはひどい物もありますが・・・

「食べるから与える」⇒「必要な物を与える」を考慮した給餌を是非とも実践してください。きっと内面から変わっていくはずです。

水槽立ち上げ・物の価値

さてさて、アクアに関係のない事ならいくらでも書きようがあるのですがアクアに関連した事となると書ききってしまった感じがあり、いつも同じような内容になりがちですがお付き合いいただけると幸いです。

水槽・底砂・ろ過器・立ち上げ時に使用する様々な添加剤やバクテリア剤。
アクアリウムを趣味とするには様々な物と知識が必要となります。
あの人が言うのだから!とか、本に書いてあるから確か!ではなく、自身でコミットし試行錯誤変化を加えて答えをださなければならないのがアクアリウムです。もちろんそんな小難しい事を考えながら水槽を立ち上げるなど楽しくも何ともないでしょう。ただ、いらぬ失敗で生き物を殺してしまわないように最低限の知識はあっても損はないはずです。

物を使うにも必要な使い時と言うものがあります。もし失敗を繰り返したり成功率が低い場合は基本と言われている情報と照らし合わせるのも重要かと思います。皆さんが考える基本とはどんな情報ですか?書籍やインターネットなど様々な情報が入り乱れているのが現在です。

・水温は皆さん何度に設定していますか?バクテリアに適した水温は26℃~30℃です。パイロットにストレスにならないようギリギリ高めに設定します。
・pHを計っていますか?もし調整が可能なら7以上でスタートさせます。
・場合により1か月以上かかる場合もあります。目安と言われる2週間は順調すぎる場合です。観賞エビの場合、時間は掛かってしまいますがパイロットを使用せず何も入れないで水を回しても構いません。エビは感染症に弱いのでいらぬ物を水槽内に持ち込まないようにした方が良い場合もあります。
・バクテリアが必要とする栄養基質、ミネラル類などを入れる。
・酸欠云々はさほど気にする必要はありません。汚泥だらけの池と人が作る水槽内の環境は異なります。酸素は主に水面より供給されます。油膜などで阻害されないよう注意します。浄水場の曝気と水槽内のエアレーションは規模が違います。それらをなぞらえる必要はありません。大事なのは水温や水質むらを防ぐ為水を程よく循環させることです。

どうやってもうまくいかない場合は専門ショップに相談し添加剤なりバクテリア剤なり使用してみるのも手です。それが物の使いどころです。もちろん、正しさだけで商売は成り立たないのでキナ臭さはどこにでもあります。それはどの業界にもあるものです。
密閉されたボトルに入っているバクテリア剤が何なのかは自作されている方もいますしその意味はあえて言いません。「うちは休眠させているから確かである」という製品ももちろんあります。温度・pH、添加剤によるなど様々方法はあるかと思いますが休眠したバクテリアを目覚めさせる環境にあるかどうかはその水槽によって異なります。水槽環境は千差万別、目に見えて効果があった!何も変わらない、よくわからない等人によって効果が様々なのはその為です。活動再開する環境が整わなければ水槽の底に沈下しているだけでいる可能性もあるわけです。温度・pH・必要な栄養素やミネラル、これらが揃うと活動し水槽内で活躍してくれます。
効果が見られないなら、その商品の使いどころが間違っている、もしくは正しい使い方をしていない、または無効果のまがい物である。
どんなに良い物であっても、いい加減な物であっても、良し悪しはその人の持つ情報量に左右されてしまいます。「幸せは自分の心が決める」という言葉がありますが「いい商品は自分の心が決める」では、ただただ残念でしかない。目を見開いてよくよく見ると濃度だけが違う全て同じ物だったり・・・なんて事を言ってはいけません(笑
忖度された心の目だったり思い込みと知名度だけで測られるのではなく、正しい情報と見開いた目で確かめていただきたい。

どんな趣味でも目を肥やし情報を詰め込むだけ詰め込むのは共通です。のめり込みすぎて楽しさを失っては元も子もないですが、せめてバカ臭い思いをしない程度の知識を得て楽しい趣味を満喫できるようになると長続きして更に深淵に近づけるというものではないでしょうか?

水槽への添加

水槽へ入れる様々な添加剤が売られています。

それらはどういう用途で入れるのかをまず考えるべきでしょう。

何でもかんでも入れればまるで吸収されてしまうような謳い文句

甲殻類なら脱皮時にカルシウムを水中から吸収すると言われていますが、それ以外のビタミン・その他ミネラル類など全てが吸収されるわけではありません。

甲殻類や魚類はいつから植物へなったのか? 栄養水を入れれば育つのか?って話です。

そもそも、アクアメーカーで出されている添加剤のたぐいはマイナス環境をプラマイゼロに持っていく為の環境改善剤です。

飼育環境はニュートラル以上にはなりません。それ以上の効果を謳っているのは眉唾物として認識して間違いないでしょう。

飼育に関して話を聞くにしても、かつての実績だけで語っていないかどうかは重要です。

いろいろ使いたくなる。それを使うことで満足感を得られる。

確かにそういう楽しみもあります。しかし、それらが原因で崩壊させるなら話は別となります。

間違った認識や間違った知識を叩き込まれなければエビは増やせる。

エビに限らず、様々な水棲生物は比較的楽に増やせるのが魅力でもあります。

何となく使うのではなく、使用する製品の選び方、使い時を考え使用してみてください。

エビ用品の流れ

さて、今回はエビ用品の今までの流れを紐解いていきましょう。
元々エビ用品の流れは錦鯉用品にあります。

ムックリワーク・ミネラル液・フミン質・珪酸塩白土等・・・
全てはそこから始まり、そして派生していきます。
例えばミロネクトンとかカナディアンフミンとか似たような物が次々と派生し商品化されていきました。
お分かりのようにどれもこれも皆同じような商品が生まれ売られています。
全ては情報、これさえつかんでしまえばいくらでも製品化できてしまいます。

完全にオリジナルで製造できた製品は生き残りやすい
もちろん製品力があればの話です。
結局、すでにある物を売っても“その時”だけです。
情報さえあればその時点で製品力は失います。
完全にオリジナルで製造できていない物は惰性で続けるしかなくなり、いつしか消えると言うか止めたくなると言った方が正しいかもしれません。

製品化はやろうと思えばいくらでもできる
しかし、その後の予想も容易である
そしてその情報は海外に流れ同じような物があふれている状態です。
素材はいくらでも流れますから
エビもそうですが
用品類も力を入れていただきたい。もちろん私も含め
今や台湾やドイツに押され、日本人は金になるとしか見られず
いつの間にか海外の用品すら売られている。あの中身でだ

探し物はなんですか?
私で分かることなら提供します
もう少し突っ込んだ何かが出来たら
時には嫌なことにも目をそらさず
本来の意味でのMADE IN JAPANを取り戻したいですね

無給餌 その2

以前ブログで「無給餌」という記事を書きました。

水槽環境は同じ物を使用しても同じ結果を常に出す訳ではありません。良い状態の変化を見越し対処出来る自称プロなら可能かもしれませんがそれでもかなり難しい事です。それを踏まえた上で、水槽内で増えたものを餌にエビを飼育する方法がそんなに簡単なことなのでしょうか?

餌も与えず水槽内で繁殖したものでエビが増えていくなら世界の食糧事情すら変わる大変な出来事です。救世主にすらなれますよね?(笑
実践者はエビ供給のトップに君臨、エビ飼いの皆さんはもうエビを買う必要はなくなり・・・と現在なっていますか?

インターネットの世界は様々な情報が出回っています。残念ながら正しい情報ばかりではありません。
数十匹を維持、たまにエビを買い足しする程度なら可能なのかもしれません。しかし、観賞エビの醍醐味は繁殖させ累代を重ね表現を観賞することが一番の楽しさではないでしょうか?
確かに楽しみ方は様々ですが、餌を与えないのは虐待そのものです。水が汚れたら水換えを行い、きちんと餌を与え飼うのが”飼育”だと思います。餌が残るなら残さない量に減らすのが常識です。

水槽は池や海ではないのです。


ヤシャブシ

めっきり寒くなってしまいました。
もう冬が目の前、天候が悪く釣りにも行けずシーズンが終わってしまいそうです。

さて、今日はヤシャブシについてお話します。
今でこそ定番のようになっているヤシャブシですが、今から8~9年くらい前でしょうか、当時のエビ仲間の知り合いにアピスト飼いが居まして、その方が民間療法としてヤシャブシを使用していました。その情報をエビにも利用できるんじゃないか?と当時実験をされていたのです。無論、私もヤシャブシをいただいて当時は熱心に経過をみていたのです。後にそれを私がブログなど公の場で書いたことで広がりました。
正直、効果の程は分かりません。あるのかもしれないし、無いのかもしれない。私から言わせれば緑茶と同じかもしれない、入れた事がいいのか?食べているのがいいのかは分かりませんが、当時茶粉を餌に配合しようかと考えたものです。
使ってどう思うかはその人の思い込みによって変わるでしょう。
ただ、ヤシャブシはそこら辺で拾える物です。週末にでも散歩がてら山を歩きながら拾いにいってみてはいかがでしょうか?拾うのが面倒な方、そろそろクリスマス時期という事で、飾りとして数十円で買えたりします。手作りリースを扱っているところや手芸屋さんでも手に入るかもしれませんよ!
私が流した情報は全て無料なのですから。

無給餌

皆さん、無給餌養殖って知ってますか?
以前ブログでも何度か書いてますが、自然の一部をせき止め、餌となるものを自然に沸かしそこで育った生き物を収穫する養殖方法です。
鶏糞・醤油粕・大豆粕などの蛋白源と食用ではない植物を入れ発酵させます。それを栄養として育つ藻類や生き物を繁殖させ、それを餌として育つ魚類や甲殻類を人間が捕るわけです。一部の東南アジアなどではいまだにこの方法で生計を立てている所もあるようです。日本では錦鯉やめだかなど観賞魚で行われている程度、さすがに養殖界では配合飼料による生産に切り替わっています。その方が生産性が良くおいしい魚やエビができるのですから当たり前でしょう。
観賞魚はおいしくする必要がありませんからこういった方法が主流です。生産者により方法も様々ですが、所謂、ムックリワークなどが非常に有名でありエビ飼いも知っている用品ですね。要するに、エビ水槽でも同じ方法がとられてきたと言うか、錦鯉用品をそのままエビ用品へ持ち込んだと言った方が早いでしょう。それらで繁殖したものが本当にエビの役に立っているのか?そのものが餌になると言ってもかなりの偏りであり、餌として機能しているかは未知です。
一つ言えることは、それだけでは足りないのは確実です。その方法はすでに結果が出ております。ま、実際増やせていないようですからね。
エビにはある程度必要な栄養があり、それらの必要量は非常に繊細かつ大胆であると言えます。その必要量が見出せていないメーカーやブリーダーは確実に数年後結果を出せない状況に陥ります。最近始められた方はご存知ではないかもしれませんが、消えていった用品類がいっぱいあるんですよ~

話は飛んでしまいましたが、狭い水槽内で無給餌では厳しいでしょう。増えもしない減りもしない状態であったり、わずか数百匹増やす程度なら粉物と死体を食べてある程度は維持できます。しかし、その状態が成功している状態とは到底言えません。
“共食い”これは底辺の生き物達にとって非常に大事な行為です。これがある限り、植物性飼料だけで足りていると言い切るのは虐待そのものと言えるでしょう。


【お休みのお知らせ】
3月1日(土)は誠に勝手ながらお休みとさせていただきます。


アクアリウム用品

巷には色々なアクア用品が売られています。
エサもあればサプリメントのような物や添加剤・水質検査類・バクテリア剤等様々です。
私も様々な事を言ってきましたが、決して全てが悪いと言っている訳ではありません。ただ、ちょっとお粗末な物が多いののが難点。明らかに『はぁ?』と言うような物が、“厳選された!こだわりの素材を使って!”な~んて書いてあったり、どんだけこだわって詰め替えてるか私には理解できません。人にどれだけ良くても、エビと人は違う事ぐらい分かるでしょう。人間の吸収過程と甲殻類の吸収過程を一緒にしてはいけません。
確かに、水中からミネラルを吸収するのは確かです。しかし、どの程度と言われても、それを数値化するには相当難しいでしょう。それくらい微々たる量なのです。ミネラルの豊富な海水水棲とは明らかに異なります。
単に多く入れれば良い訳ではなく、適量維持できているかが重要です。あらゆるものが水槽内に過剰状態では良いものも良くならず、それは単に富栄養化でしかありません。

先日BSで“好適環境水”の事をやっていました。何度かTVでも取り上げられていたので知ってはいましたが、改めて見ると面白いな~と、調べて見たらそれでいて単純なんだな~と。人工飼育水←これのことですね。これで安全に私たちの食卓が潤うことになればすごいですよね
観賞魚の方ではどうなるのか分かりませんが、いずれにせよ良い方向へいってくれるとありがたいです。
何かを商品化するにしても、こういった努力ってのが非常に大事である事は確かです。俺にはムリだ!私にはそんな知能がない!そんな事は全くありません。これって努力とタイミングだと思います。誰にでもひらめくチャンスは同等に与えられています。詰め替える事ばかり考えてる暇があったらこちらに力を入れるべきでしょ?ゼロから立ち上げる楽しさと喜びは格別です。

確かな文献や特許をヒントに、それらに負けない用品作りこそメーカーの使命ではなかろうか?
消費者が知識を得ることにより、業界もレベルを引き上げなければなりません。結果として、それは消費者本人へ返ってきます。言い換えれば、現況は大部分が作り上げている結果でもあります。私も精進していくつもりです。皆で良い環境作りが出来ればうれしいですね!

効果を謳う

今日は商品説明のお話をさせていただきます。
私こう見えて商品知識はそこそこ持っているつもりです。
ご相談いただければ、シュリンプフードはもちろんプラナリア・スネールなどを駆除する物、生体に合わせ濃度調整したミネラル液の作成など、様々な製品化・ラベル印刷等お引き受けします。
様々な物が製品化され、それぞれ説明書きがされていますが、中にはえっ!?というような物もあります。

私の製品の説明は、抱卵に必要な成分であるリン脂質を含む事や、脱皮ホルモンの分泌に必要なコレステロールなど、生きる為に必要な栄養素が含まれる説明をしているつもりです。決して抱卵個体を増やすとか、特定の性別を増やすなど謳っているつもりは一切ありません。

抱卵個体を増やすとか、特定の性別を増やすとか、もしそれが可能なら特許どころか、世の中の注目をあびるほどの発見となり、もしかすると世界の食糧事情さえ変える可能性が出るくらいの発見です。間違いなく甲殻類学の権威として有名になれる事でしょう。ま、何だかんだあえて言いませんが、冷静に大人の判断をすればそれくらい分かるはずです。それを読み、どう判断するかは自分次第です。

図で説明します。Aさんのように水質が非常に悪く使用することにより改善され、結果的にエビがまともに増えるようになった。Aさんからするととても効果がある製品に映ります。しかし水質が元々良い状態のBさんは入れたところで何の変わりもなく、効果があったのか無かったのか分からないと答えます。
Bさんのような最初っから良い状態の人にとっては何の効果も無いアイテムに映るのです。意見が二分される要因はそこにあります。
我々メーカーやショップは、できるだけAさんのような状態にならないようアドバスしたり、時には良くするための商品を勧め、できるだけBさんに近づけるよう努力します。結果的にアクアリウムに楽しさを感じてもらえれば成功と言えます。
Cさんのような結果が出せるような物はまさしく大発見に値する確かな商品と言えるでしょう。しかし、そのような魔法商品は存在しません。本来はAさんの空白を埋める製品が一般的です。物に期待する気持ちも分かりますが、100%を超える水質とはどのような水質を言うのでしょうか?現実を知れば本質が見えてくるはずです。

バクテリア剤などは事情が違ってきます。
バクテリアだけを入れたところで本当にそのバクテリアが活動する保障はありません。むしろ、ほとんどの状態では働かない事と思います。もちろん、働かなければ効果が出ません。環境・微量栄養素が揃い、初めてバクテリアが働き効果が出ます。これも前述した内容と同じで、環境が揃っていれば効果が見られますし、環境が揃っていなければ効果が無く、意見が二分されます。

要するに、あらゆる製品には使い時があり、使うにあたり自分の水槽の状況はどうあるのかを知らなければなりません。ほとんどの方はそれを知らずに入れてしまったり、意味の無い使い方をしてしまっています。もちろん、前述したような????な説明の物もありますのでそういった物は大人として判断してください。あなたもちゃんと見分けられるはず!ですよね?